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代表取締役 ・インタビュー

井原 渉

Ihara Wataru

大学在学中に外資系コンサルティング会社の日本法人を設立。老舗中堅ゲーム会社にて分析部門の立上げにリーダーとして参画。同時に、大学の研究センターにおいてもアクセスログに関するデータマイニングの応用論を研究。 その後、東証1部上場企業にて国内大手通信事業会社におけるゲームやその他デジタルサービスのデータ分析・KPI設定・分析基盤構築に従事。 2014年に澪標アナリティクス株式会社を設立し、2020年TISインテックグループに参入。

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創業の経緯と原点

―この会社を創業したきっかけや、当初描いていたビジョンについて教えてください

元々、大学の研究者として、統計学を使ったデータの解析を専門にしておりました。市場におけるニーズは高い一方で、できる人の数は少なく、今後ともニーズは高まると信じていました。特に、分析した結果を活かして施策や活用方法の提案、それらを見据えた分析の設計ができる人材は足りていませんでした。そういった人材の教育を大学でしていたのですが、就職した後には分析と全く関係ない部署に配属されたり、専門性を上層部に理解してもらえず苦労したりしている人を多く見ており、その教育を社内で実施し、データ分析とその関連業務に専念できる会社を作ろうと考えました。

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会社の強みとユニークさ

―他の会社とは違う、当社の強みや独自の魅力は何だと思いますか?

AIや機械学習、最適化といった最新の技術を使い、お客様の課題解決をしていますが、あくまでもそれらは「ツール」にすぎないと考えており、単純な集計でも分かる事を、わざわざ難しい手法を使わないようにしています。分析を目的にするのではなく、顧客のビジネス課題の解決を優先しており、社内では「んで?」と言っていますが、分析結果からどんな施策や活用ができるのかを考えています。

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過去の印象的な案件(事例)

―これまで携わってきたプロジェクトの中で、当社の強みが活かされたな、と感じるような印象深かった事例について、差し支えない範囲で教えてください

機械学習と最適化を組み合わせて、課題を解決したケースがあります。この時、顧客から提示された課題は非常に複雑な最適化問題で、計算時間が膨大な時間になり、現実的ではありませんでした。ただ、顧客の担当者に「結局、何がしたいのか?」をヒアリングすると、その課題の最適解ではないが、人間が実施している業務に非常に近しい解が機械学習と簡単な最適化で計算できることが判明しました。そのアルゴリズムを作成し、顧客の事業部門にも説明し、賛同を得て、業務に導入しました。その結果、4人の担当者とレコメンドエンジンにより約40人の人力マッチング作業を代替する事ができました。

顧客の事業上の課題解決に特化し、一方で機械学習や最適化の知識もあるからことできたことだと思います。

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社員に期待する姿勢や価値観

―プロジェクトやお客様に対する姿勢や、働くうえで大切にしている価値観(考え方)について教えてください

顧客の事業への関心を持って、顧客の課題解決をする、顧客と共に働く姿勢は重視しています。顧客から欲しいと言われたものを何も考えずに作るわけではなく、なぜそれが欲しいのか、言われた通りのものである必要はあるのか、もっと簡単に課題を解決できる方法はないのかをしっかりと自問しながら仕事をして欲しいと考えています。

一方で、我々はAI/分析の専門家として、それらの技術は日進月歩で進化しているため、それらの最新の技術や情報を得ていく必要もあります。それらの技術を軽んじてはいけないと考えております

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これからの目標と未来像

―今後の会社の展望や、目指している未来像についてお聞かせください

TISインテックグループの一員として、コンサルティングやシステム開発、インフラまで含め、幅広いサービスを提供しています。それらの仕組みの中に、我々の専門性が組み込まれている未来を描いています。今は、「AIを作る」という仕事が存在しますが、そのうち、作っているシステムの中に当然のようにAIも入っている時代が来ると思っています。

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求職者へのメッセージ

―最後に、この会社に興味を持っている方に向けてメッセージをお願いします!

当社は、創業から教育に力を入れており、分析実務未経験者が高度な統計解析を通じて、コンサル・プレゼン・フォローまで一貫して手がけられるデータアナリストを育成してきたと自負しています。情報系学部(データサイエンス学部/学科など)の卒業生も増えてきましたが、特定の分野や業界に関する専門的な知識×データ分析力を使って、顧客の課題解決や価値を創出できる人材はまだ不足しています。

社会人経験を活かしながら、さらなるキャリアアップを目指す方に最適な環境を提供し、社員の挑戦を積極的に応援しています。ぜひ、皆様のご応募をお待ちしています。